標準塗装用デカール

今般、1月末の製品リリースに向け製造作業も最終段階に入っていますが、車体に貼り込む標準塗装用のデカールも完成したのでご紹介します。帯デカール

今回、製品化する8000形電車を含めて車体を新造する車両のほとんどが、函館市電が定める標準塗装に塗られて完成するのですが、営業運転に入ると広告主が付いてカラー広告電車に塗り替えられるかラッピングされてしまうので標準塗装の状態を見ることが出来るのは限られた期間でしか有りません。そんな貴重な標準塗装の状態をモデルでは再現できます。

製品では四角目のライトユニットが載る8004号から8008号をプロトタイプとしていますので、デカールにもカラーの帯がしっかりと含まれているほか、一段奥まって着けられている前面窓はデカール2枚を貼って塗り分けの段差を再現できるよう工夫が施されています。

デカールは印刷する都合上、前面ガラスの側面や側窓のガラス部分のニスは抜けていませんが、貼込み後に乾燥を待ってから窓の部分に対角線状の切り込みを入れてマークソフターなどのデカール柔軟剤を塗ると車体に馴染んできれいに仕上げられます。多少、コツが要りますがデカールを使って函館市電の標準塗装をぜひ再現してみて下さい。