今般、1月末の製品リリースに向け製造作業も最終段階に入っていますが、車体に貼り込む標準塗装用のデカールも完成したのでご紹介します。
今回、製品化する8000形電車を含めて車体を新造する車両のほとんどが、函館市電が定める標準塗装に塗られて完成するのですが、営業運転に入ると広告主が付いてカラー広告電車に塗り替えられるかラッピングされてしまうので標準塗装の状態を見ることが出来るのは限られた期間でしか有りません。そんな貴重な標準塗装の状態をモデルでは再現できます。
発売に向けて年の瀬も色々と調整や作業に明け暮れの毎日ですが、12月28日を過ぎて一応の仕事納めとなりましたので、その報告を兼ねてブログの更新です。
今年ラストを飾る話題は、函館市電8000形電車プラ模型に同梱されるデカールについてです。 続きを読む
先日、金型の修正がファイナルを迎えました。初めてプラモデル用の金型設計をした訳ですが、こだわり抜いた末の結果ですから感無量です。そこで初号テストショットから数えて5号テストで型完となった中で何が変わり何を修正したのかを紹介したいと思います。
細かい違いなんですが車両前面の屋上に載るベンチレーターは8001号車を除く全ての車種に適用できるように設計してみました。 その8001号車については何らかの補填パーツを準備したいところですが・・・現時点では画像に見えているものが製品化することになります。
ご覧の通り奥に見えるのが、8002~8006号車までの台形状のベンチレーターで、手前に見えるのが8007号車以降に採用された角張ったスタイルのベンチレーターです。更に車体への取り付けボルトの数や取り付け台の形状も違えているなど、小さいとは言え拘りが随所に見ることが出来るパーツになっています。 続きを読む
函館市電8000形電車プラモデルの前面と側面の方向幕ですが、電車の顔とも言える場所だけに書体や文字間隔などを忠実にトレースしながら、更に模型のスケールに合った文字の太さを考えに考えてデカール用のデータを製作しています。
初雪の便りが聞かれるようになった北海道ですが、地元函館も寒さが日増しに強くなっています。そんな時節柄、風邪をひいてしまったのですが、ブログをご覧の皆様も風邪に気を付けてお過ごし下さい。
さて、今回のブログ更新は製品の内部寸法について少し説明したいと思います。12月にリリースする製品はディスプレー専用のプラモデルです。縮尺が1/150スケールなので当然のことながらNゲージ鉄道模型の車体として利用されることを十分に考慮して設計しています。但し、既製品を用いての走行化や動力化については積極的にお薦めしていません。